プラセンタとアトピー
プラセンタとアトピー
プラセンタは、アトピー性皮膚炎の治療にも効果が期待されます。
アトピー性皮膚炎の主な症状は、簡単にいえば、長期的に続く湿疹のことです。
◆主なアトピー性皮膚炎の症状
@強いかゆみがある
出血してしまうくらい強く掻いてしまうこともある。
A湿疹が体の部位に左右対称に出る
額、目・口のまわり、耳、首、手足の関節部分に出やすい。
B長期的な症状
乳幼児は2ヶ月以上、成年では6ヶ月以上の長期的な症状が出ます。
◆アトピー性皮膚炎のの特徴
・カサカサ
・ゴワゴワ
・ジュクジュク
・ひどい赤み
・患部の盛り上がり
・硬い状態の湿疹
アトピーの原因は、子どもと大人では異なります。
子どもの場合は食べ物で、大人の場合は周囲の環境、ストレス、ダニなどが原因です。
◆子どもの場合(食べ物が原因)
・卵(特に白身)
・牛乳、乳製品(ヨーグルト、チーズなど)
・大豆(大豆油、豆腐、味噌など)
・小麦(パン、うどんなど)
・米
・エビ、カニ
・魚(サバ、サケ、マグロなど)
・ソバ
・落花生
◆ 大人の場合(環境が原因)
・ダニやハウスダスト(家のホコリ)
・カビや真菌(カンジダ、アスペルギウスなど)
・細菌(ブドウ球菌など)
・花粉(スギ、雑草など)
・ペットの毛(犬、猫など)
・ホルムアルデヒドなどの化学物質
◆アレルギー体質以外の原因
・ストレス
・乾燥肌
・清潔でない状態でいること
・不規則な生活
・睡眠不足
アトピーの主な治療法は、かゆみの元となるヒスタミンの作用を抑えるために、
ステロイド剤が使用されているのが現状です。
しかし、このステロイド剤には副作用があり、長期使用によって
皮膚の再生機能が弱くなり、ステロイドによる湿疹ができることもあります。
この、ステロイド治療に変わる方法として、プラセンタによる治療が注目されています。
プラセンタの使用法として、プラセンタ製剤のラエンネックを注射もしくは内服し、
同時に皮膚にプラセンタエキスを塗ります。
プラセンタの中には、皮膚に効果がある成長因子が含まれていて、
健康な皮膚の再生を助けてくれます。。
また、プラセンタは神経の興奮を抑えて、かゆみ自体を感じづらくしてくれます。
しかし、現在において、厚生省ではアトピー性皮膚炎のプラセンタ治療に
保険を適応することを許可していません。
また、強いアトピー性皮膚炎の場合は、プラセンタに拒否反応を示すこともあるようです。
プラセンタはもともと人間の体内にある成分ですから、
アレルギー反応はほとんどないとされています。
もしプラセンタを利用してかゆみや発疹が出た場合には、すぐに医師に相談しましょう。